達成感と感動の共有

丹羽宇一郎さん。「(部長に)やり方を具体的に教える。一週間に一回部員を集めて、自分の夢を何度も語れ。それで各々の部下に目標を与えろ。この夢達成のためにお前の仕事はこれだ。任せたからこれは報告しろ、と何度も言う。そのようにチームとしての目標を明確にしろということを全員の部長とやっている。一人一人、一時間ずつ対話する。そういう努力を経営者がしないと、やはり物事は変わっていかないと思うんです。組織なんかいじってもたいしたことないんだ。問題はそれを動かしている人の心を変えることであり、人間のそういう行動を変えることなのだ、ということをこんこんと一時間やるのですよ。そうやっていけば、若い人も、女性も、みんなが達成感とか、ビジョンの共有、感動の共有ができるようになる。人間の一番の喜びはやはり、達成感とか仕事をやり遂げたという感動の共有なのですね」感動を、共有できるように。