不利な状況に強い人

nakatomimoka2016-08-06

桜井章一さん。「勝負強いといわれる人には、ある共通する特徴がある。それは、『勝負所に強い』ということだ。勝負所というと、多くの人はチャンスのことだと思うかもしれない。だが、チャンスと勝負所はまるっきり違う。本当の勝負所というのはピンチの中のピンチ。圧倒的に不利な状況のときにこそ訪れる。単にチャンスをとらえ、ここぞとばかり攻めていくのは、私にとって別に勝負所ではない。やってくるチャンスをものにして勝つことは、私にとって単純な足し算のようで、あまり面白味がないのだ。好んで自分を厳しい状況に追い込み、そこから逆転して勝利をものにする。切所をあえて好むような精神がなければ、命がけの勝負などする資格はないと心底思っていたのだ。相手が9、こちらが1という極めて不利な状況のときこそが勝負所なのだ」勝負所。