ダリ展と純喫茶

nakatomimoka2016-08-28

京都市美術館のダリ展に行ってきた。サルバドール・ダリといえば、柔らかい時計の『記憶の固執』とあの髭くらいの印象しかなかったのだけれど、まとまった形で見られてよかった。独特の心象風景というか、画家に固有の、その人しか描けないような世界があって、最初は流行に乗るような形で描いていたとしても、12人の人が毎月一枚づつ買い上げてくれたりすることで、基盤ができ、その人しか描けないものになっていく。芸術家ではないからそこまでではないにせよ、そういう境地を目指したいとは思うのだが、組織の中では間違っているのかもしれない。お墓参りをしたあと、難波里奈さんの『純喫茶へ、1000軒』の影響で喫茶ソワレへ。今までまったく知らなかった店だけれど、人気があるようで行列して入った。昭和の香りがしたケーキセットは美味しかった。