他者の関心事に関心を

nakatomimoka2016-08-31

岸見一郎さん。「『共同体感覚』というのは中々理解の難しい概念です。これは『社会への関心』、もっと噛み砕いていえば、社会を形成する『他者』への関心、という意味になります。自己への執着から逃れ、他者に関心を寄せること。その指針に従って進んでいけば、おのずと『共同体感覚』に到達すると。『他者の関心事』に関心を寄せるのです。これはあらゆる対人関係で求められる、尊敬の具体的な第一歩です。我々はもっと、『他者の関心事』に関心を寄せる必要があります。共同体感覚についてアドラーは、好んでこのような表現を使いました。我々に必要なのは、『他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること』だと。まずは、『もしもわたしがこの人と同じ種類の心と人生を持っていたら?』と考える。これこそが共感なのです」できるか。