一神教と多神教

nakatomimoka2016-11-01

角田陽一郎さん。「あくまで個人的な見解ですが、自分の中に神様がいらっしゃる場合が一神教。なので、神様に何かを頼むとき、それは神様に何かを依頼しているというより、むしろ自分の判断を、神様との対話を通じて自分の中で問いただしているんだと思います。それは一神教が、何もない砂漠の中で生まれたことに起因すると考えられます。砂漠の中で生き抜く時、人は他のものから何かを恵んでもらうのではなく、自分で何かを得るための決断をします。一方で、潤沢な森という自然の中で生まれた多神教は、神様が自分の外にいらっしゃいます。なので、人が何かを実行する時、自分の外にある『あらゆるもの』からの恵みをまずは期待します。そのために、恵みをいただける自分の外にある『他者』を敬う気持ちが生まれたのです」そういわれてみればそうなのか。