正しくあるための生き方

nakatomimoka2017-01-01

田中恒清さん。「神道が他宗教と大きく違う点は超常現象や奇跡、ひいては理想郷を追い求める類の信仰ではないことです。煎じ詰めると、『清く』『明るく』『正しく』『直く』生きる道を説く『浄明正道』が根幹にあり、正しくあるための生き方を探求する宗教なのです。この生き方を実践するには、今のために一緒懸命に生きなければなりません。過去に執着せず、未来に託した今を生きるのではなく、今この瞬間を生きることに注力する。すなわち『中今(なかいま)』の精神こそが浄明正道でいるための道です。神道にある道とは、誰かに教わったり説明されても理解できるものではありません。自らの足で歩き、先を行く人の背中を見て体得するものなのです。ですから神道には、ああしなさい、こうしなさいとの教えの書である経典がありません」中今に。