埋められない溝

nakatomimoka2017-05-12

ジャン・チョーズン・ベイズさん。「体が何か一つのことをしているときに、意識がどこか遠くへ行ってしまっている時間が多いというのは、寂しいことだと言わざるを得ません。自分がそこに存在しないという状況で、人生の大半を生きていくからです。こういう状態だと、常に漠然と満たされない気持ちになります。それは、身の周りのモノや人と、自分との間に『埋められない溝』のようなものを感じるからで、幸せな人生を送ることの妨げとなります。誰もが必ずこういう苦悩を経験するという事実を、釈迦は『第一の真理』と呼びました。そういうとき、人は簡単に手に入る特効薬を試します。食べ物、ドラッグ、セックス、仕事、酒、映画、買い物、ギャンブルなどで、それらによって日々の寂しさから逃れようとします。これらの特効薬はどれも副作用があります」溝。