井村雅代さん。「親が、ゴールが見えていない。ゴールが見えていないのに、『あんた、がんばって勉強しなさい』と言っても、子どもは困るでしょ。どうがんばるの？ いい会社って何なの？ 月給の高い会社？ それともやりがいのある会社？ 漠然と世間体がいい会社のこと？ 子どもに、『世間体のいい会社に就職して』なんていえないでしょ。説得する言葉をもっていないから、『がんばろう』なんて、曖昧な言葉で逃げるんよ。『がんばりますから、よろしくお願いします』と言う人がいる。エッ、何をがんばんねん。具体的なゴールが見えないからって、訳がわからないがんばろうはダメやって。その子をどうしてやりたいのか、どんな結果のところに連れていってやりたいのか、どんな思いをさせてやりたいのか、それがなかったら指導者失格なんです」ゴール。
