対象喪失にならぬため

nakatomimoka2018-10-31

築山節さん。「私は『自分の働くフィールドをシフトしていく』という視点を持っている人は、ボケずに生きていけると考えています。人生を愉しむ方法をどれだけ持っているかという能力の問題かもしれません。イギリスのサッチャー元首相やフランスのシラク元大統領などは、引退後に認知症になってしまいました。端的に言って、彼らがずっと同じ仕事をしていたからです。もちろん普通の仕事とは違って、ストレスも苦脳も、そしてやりがいも喜びも大きいでしょう。仕事が自己と一体化し、仕事が拠り所となっていた。だからこそ、そういう人が仕事をやめることは、かけがえのないものを失う『対象喪失』体験になってしまいます。自分で意識して新しいフィールドを求めていく姿勢が必要です。できれば他の人達とのやりとりがある社会的な場がいい」そこまで。