フォーカルポイント

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秋田麻早子さん。「一枚の絵と向き合ったとき、一体どこから始めたらいいのでしょう? こう考えてみてください。初対面の人と会うとき、まず顔を見ますね。絵にも『顔』に相当する部分があるのです。まず顔に相当する『フォーカルポイント』を見つけましょう。そこが絵を見始めるスタート地点です。フォーカルポイントとは、『焦点』という意味で、絵の中で最も重要な箇所を指します。絵の主役で、画家が一番に見てほしいと思っているところです。1.画面にそれ一つしかない。2.顔など見慣れたもの、3.そこだけ色が違う、4.他と比べて一番大きい、5.画面のド真ん中にある。画家は、フォーカルポイントに一番の明暗差を持ってくるよう、注意深く配慮しています。また、線を一点に集めることで、重要さを表すことができるのです」絵画の見方。