ユーモアと遊び心

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鈴木祐さん。「多くの狩猟採集社会は、日々の仕事を『遊び』に近いイメージでとらえています。狩猟採集社会では『遊び』をことのほか重視しており、幼少期から徹底的に『ゲーム感覚』が叩きこまれます。『すべての狩猟採集民は、大人も子供も、つねに大量のユーモアと遊び心を表現しながら過ごす。遊び心とユーモアが狩猟採集社会の根底にあるのは明らかだ。『遊び』は、単に毎日の暮らしに楽しみをあたえるスパイスではなく、部族の平等を維持し、平和を保つための重要な手段だ』。また、『人間の遊び心は幸福度と高い相関がある』との結論が出ています。遊び心がある人ほど、幸福な人生を送っている傾向があったわけです。心理学でいう『遊び心』とは、どんな状況でも、楽しさやユーモアを使って解釈できるかどうかを意味します」日常をユーモアで解釈。