エリートの3タイプ

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庄司薫さん。「第一は、『ごますり型』とでもいうやつで、優等生だ、秀才だ、エリートだという非難に対して、オレはそうじゃない、オレはこんなに馬鹿です、間抜けです、欠点だらけです、愛すべき男ですとふれまわるようなやり口だ。他人に対して頭が切れそうに見えたりしないように万全の努力をし、やがてはどじょうすくいとか裸踊りを身につけ、高歌放吟を覚え、『人間的まるみが出てきた』とか『話せるやつ』とか言われるのを楽しみとし、『あいつはあれでも昔は秀才だったんだ』なんて言われるのを最高の目的とするようなコースだ。第二は『居直り型』とでもいうやつで、そうさ、オレはどうせ秀才だ、エリートだ、それがどうしたってな具合に開き直ってしまうやり方だ。そして三番目に、『亡命型』というか趣味型というかそんなのがある」第四の道。