神経適応と耐性

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池田貴将さん。「快感を得ると、その直後には、『またそれを得たい』という欲求が湧く。ポテトチップスを1枚食べたら、『もう一枚』という欲求が生まれる。これを満たす簡単な方法は、食べ続けること。しかしその先には問題が起こる。これは『神経適応』と呼ばれるもので、似たような刺激に繰り返しさらされていると、快感のほうへのバランスの傾きは、弱く、小さく、短くなる(アンナ・レンブカ)。その反動としてやってくる痛みの増加は、反対により強く、大きく、長くなり、同じ快感を得るためには、もっと刺激が必要になる。これを『耐性』と呼ぶ。著者の経験によれば、『1カ月ほど快楽から離れると、バランスがリセットされて、散歩をしたり、朝日を見たり、友人と食事をしたりするだけで、シンプルな喜びを味わうことができる』」快感の刺激を減らさんと。