多すぎる快感が不快感を生む

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池田貴将さん。「研究によって、『多すぎる快感』が『不快感』を生み出すことがわかってきたそうです。『痛みと快感はバランスを取って働いている。脳の中に快感と痛みのシーソーがあると想像してみよう。なにもなければシーソーは拮抗したままだ。私たちが快感を経験すると、シーソーは快感の方に傾く。傾くほど、快感は加速する(アンナ・レンブカ)』。脳は、つねにバランスを保とうとします。ゲームやチョコレートやアルコールなどでドーパミンが出るような体験をすると、短期的には快感が増しますが、しばらく時間が経つと脳はバランスを取るように、わざわざ『痛みを増やす』というのです。その痛みとは、後悔だったり、落ち込みだったり、不安だったりします。快感で得た喜びよりも、痛みの量のほうが多くなってしまうのです」快感のあと。