賭け合わせ法

佐久間宣行さん。「企画は制約も条件もない『なんでもアリ』で考える方が難しい。だから、企画を考えるときにはあえて条件をつけて、自分の脳を締め付けよう。企画は圧をかけた所から飛び出てくるものなのだ。条件をつけたうえで発想する方法として『賭け合わせ法』がある。例えばテレビの企画なら、テーマや出演者を動かせない条件として左側に書く。その右側に、あらゆるジャンル(「スポーツ」「バラエティ」「旅」「格闘技」「ニュース」「ドラマ」…)を片っ端から書き出してリストにしていく。そして右と左を掛け合わせ、既に世の中にあるものには『✕』をつける。『✕』がつかなかった賭け合わせ、つまり世にまだないであろう『設定』から、新しい企画を育てていくやり方だ。あえて設定を絞り込むことで、思いがけないアイデアが生まれてくる」圧をかける。