キャリアハイの背景

串田孝義さん。「(昨季キャリアハイを達成した女子プロゴルファーの青木瀬令奈は)サントリー女子優勝後は次の一勝を目指して毎日、ラウンド後に『ざんげノート』をつけるようになった。コースを離れてもノートを開き、白い紙の向こうにいる自分自身の内面と向き合った。そうする内に気分転換にやっていたゲーム、漫画を断った。『その時間があればゴルフについて考える』。何よりも驚かされたのが、大ファンだった宝塚歌劇団の観劇も封印していたこと。『何かを得るには大切な何かを手放すしかない』『甘えを捨てる。どちらか選択の道があったなら、あえて苦しい選択をするように』。パットの繊細な感覚を磨くやり方が実に戦略的。連戦を続けながら、青木は試合本番でしかエースパターを握らない。『練習ではあえて本番と違うことをする』」あえて違和感を。