快楽名誉観照的生活

石山恒貴さん。「主観的ウェルビーイングは、3つの要素に分類できる。生活評価、感情、エウダイモニアである。生活評価はサティスファクション、感情はハピネスに該当する。つまり、ウェルビーイングとはサティスファクション、ハピネス、エウダイモニアの3つの要素を含む、幸福感を表す包括的な考え方ということになる。サティスファクションとは、いわゆる日常生活への満足度である。ハピネスとは、喜びや楽しみなど、いわば快楽を示す心の状態である。但し、感情(ハピネス)は一時的なもので長続きしないとされる。エウダイモニアとは、人生における意義や目的意識を意味する。エウダイモニアは、アリストテレスが『ニコマコス倫理学』で唱えた考え方である。幸福を3つに分類した。快楽(享楽的生活)、名誉(政治的生活)、観照的生活である」3つ。