マッチョイズム

石山恒貴さん。「エウダイモニアを追求する場合、マッチョイムズへの囚われが問題になるのではないだろうか。筒井健太郎によればマッチョイムズとは伝統的な男性らしさの規範であり、日本社会で男性が特権を享受していたからこそ、広まった考え方である。その中核にあるものは、仕事中心の価値観である。マッチョイムズへの囚われは、ありのままの自分の価値観を大事にすることを難しくしてしまい、生きづらさの原因となる。世界50カ国の中で、最も、『男性らしさ』のスコアが高い国は日本である。『男性らしさ』とは高い給与、良い仕事をした承認、昇進、やりがいのある仕事を重視する価値観を示す。『女性らしさ』とは、上司との良い関係、協力しあえる人と働くこと、自分と家族が希望する居住地に住むこと、雇用の保障を重視する価値観を示す」囚われ。