マッチョイズムの再考

石山恒貴さん。「マッチョイズムとは、仕事で他者に勝つことを重視している訳だから、寛容さには繋がりにくい。仕事で勝つ為には私生活を犠牲にすべきだという思考でもあるだろう。そうなると、私生活を優先して転勤を拒否する人間や残業を嫌う人間には寛容になれなくなってしまう。競争の重視と他者への非寛容さは、我慢比べのようなものかもしれない。問題は、マッチョイムズだけが唯一のあるべき価値観と思い込んでしまうことだ。数ある価値観の中の一つに過ぎない。しかし、それまでの人生で企業戦士として仕事の達成と競争こそすべてという価値観に染まりきっていると、マッチョイズムだけを重視する思い込みにはまってしまう。エウダイモニアを追求するのであれば、どのような価値観が自分にとって意義があるのか再考することが重要だ」価値観。