風が吹くまで

もともとの出典は失念したが、将棋の中原誠さんが名人位を奪われ、無冠になったとき、「風車、風が吹くまで昼寝かな」の句に救われたという。失意泰然、あまりいい境遇に居ないときには、腐っていないで、次の風が吹くまで待つような余裕がないといけないのだろう。あるいは自分で風を起こせるまで力をためねばならぬのだろう。本当に自分に力があるのならば、次に風が吹いたときには能力を発揮できるようになるはずである。