勤めている会社で社内ベンチャー制度が始まった96年頃、「ネットを使った趣味の資格化」ということを遊びで提案した。インターネットが普及する前の話だ。ワインの3級、水戸黄門の5級など、趣味を資格化してそのネット上の認定に関する特許を押さえるというもの、今でいうビジネスモデルのようなもの。発案者である私は世界中の趣味教養を極めるために世界一周をしてオペラやコンサートや美術館めぐりをして、うまいものを食べまくる。もちろんベンチャーは大赤字で、私は閑職にまわされるが、数年後にある企業が権利を巨額で買い取り、めでたしめでたし・・・、という話。厳しい時に夢のような馬鹿話で失礼。