自分に成る

新井満さんはこう言い切っている。「生きがいとは何か。私は現在という瞬間を『幸せに生きる』ことだと思います。『幸せに成る』ということは『もっとも自分らしい自分に成る』ことです。人間は『自分が自分に成る』ために生まれてきたのであり、それが人生最大の目標であり、それ以外の理由で人間が存在する理由はないといっていい。」「私が『引き算の発想』というのは残されたわずかな人生の時間を『自分に成る』ために費やすには、嫌いなことをやっている暇はないということなんです」新井さんは30歳を過ぎた頃からこう考えていたという。「自分らしい自分」を模索していまだ彷徨う私。