自分のために働け①

本田宗一郎さん。「君たちは企業のために犠牲になるな。自分の生活をエンジョイするために働きにくるべきだ。いかにエンジョイすべきかということの大きな課題を背負っていれば、互いに愉快に工場で働けるのじゃないのか。かつての愛国心のように自分を犠牲にして国のためというのは、民族攻防の場合にはあるいはそういう考え方も成り立つかもしらんが、しかし平時においてみんなに当てはまることじゃない。まあ考え方にはいろいろあるから、国防なら国防の任に当たって、プライドをもってみんなのためにやるんだという、これもエンジョイの一つだと思う。また、われわれの工場に働きにきて、人よりも立派なものをつくってやろうといって、賃金よりもその方をねらってきているのも、一つのエンジョイだと思う。」エンジョイ、していますか?