チャレンジ中毒

日経ビジネスの記事から。楽天三木谷浩史社長は「チャレンジ中毒」にかかっていることを本人が認めているという。「流通総額を年間1兆円にする。」「経常利益100億円」など、一見無謀とも思える目標を掲げる。しかし、「この人についていけば、目標を達成できる」という思いを周囲に抱かせるカリスマ性を備え、率先垂範する行動力があるから、社員の志気を鼓舞して達成に向かうといわれている。例えば1997年5月に13店だった楽天市場の店舗数を「97年6月末までに50店に増やす」という目標を掲げたものの、結果は48店と未達に終わった。すると、7月1日午前0時30分きっかりに営業スタッフに三木谷からメールが送られてきた。「50店の目標は、会社が成功するかどうかの大きな試金石でした。目標に到達しなかったことを厳粛に受け止めて、反省ミーティングを開いてください。明日は一日、僕は時間を空けて待っています。これでは世界に通用しません。」チャレンジは自他共に厳しく。