短歌とショートショート

枡野 浩一さん選で『ドラえもん短歌』という本が出ているのだが、なんともいえない味がある。「自転車で君を家まで送ってたどこでもドアがなくてよかった」とかね。笹公人さんの「『ドラえもんがどこかにいる!』と子供らのさざめく車内に大山のぶ代」なんかもぶっとんだけれど。日経新聞でも「ネット世代共感求める歌心」として、斉藤斎藤さんなどの紹介がありましたよね。一方でこちらは今は「下火」になっているが『ショートショートの世界』を高井信さんが入門書として一冊によくまとめている。日本では星新一さんで有名なこの形式は、原稿用紙約20枚以下で、完全なプロット、新鮮なアイデア、意外な結末の3つの要素を持つものだという。そういえば新入社員の頃、「がらくたを会社に沢山持ってきてドラえもんとよばれていたっけ」