中学のときに『気まぐれロボット』を文庫本で読んで以来、星新一さんにはまった。1001話全部ではないにせよ、『気まぐれ指数』など長編やエッセイも含めほとんどは読んでいると思う。海外ではO・ヘンリーの短編が好きで(誕生日が一緒だし)、短編集をよく読んでいた。『よみがえった改心』なんか好きでしたね。星新一さんの系譜は江坂遊さんを経て、今は田丸雅智さんが引きついで、ショートショートを盛り上げようとされている（高井信さんが集英社新書で『ショートショートの世界』に盛衰をまとめている）。星新一賞は個人的に方向性が違うと思うけど、フェリシモが1997年から「しあわせショートショート」をやっていて第一回は「しあわせな生活」。松山市の「坊ちゃん文学賞」も第16回からショートショートに衣替え。少し世界に入ってみようか。
