日本ではあうんの呼吸、言わなくても分かる、背中で動かす、というようなことを言われる。しかし、グローバルにとなるとさすがにそれでは通じない。では、人を動かすものはなにか、という話をある方から伺った。欧米では、それは「言葉」であるという。人の琴線に触れて、そうだよな、という気持ちにさせる言葉を探すことがリーダーにとって重要であると。最近は日本でも言葉が人を動かすようになったという。良い例が日産の「コミットメント」である、実に言い言葉を見つけたなぁ、とその方は言われた。コミット・スーサイドで自殺である。日本人の気持ちにぴったり来る。腹をかっさばいてお詫びをするイメージがある。日産の中でこの言葉が吹き荒れた。言葉が組織を動かした。一つの言葉が１０万人の心を動かしたのだと。人を動かせる、言葉を。
