最低でも一割の利益を

稲盛和夫さん。「現状を調べ上げて、必要な対策を打ち、利益率が一割出るところまで持って行けば、従業員も張り切りますし、あなた自身も事業に対して面白みが出てくるはずです。最低でも利益率を一割は出しなさいと言っていますが、中には一割なんてとても出せないと思っておられる方がいます。しかし、出ないと思っているから出せないのであって、どうしても出すと思えばできるはずです。利益が出ないことには、働いている従業員も、経営者も元気が出ません。それはその人が、『いやあ、それは無理だ』と思っているから、それが心理的なバリアとなり、一割の利益が出せないのです。『必ず出せる』と思ってとことん取り組めば、どうすれば利益を出すことができるのか、自ずと見えてくるはずです。」なるほど。一割の利益が、良循環を生み出す。