チーム型組織の欠陥

ピーター・ドラッカー「チーム型組織には、いくつかの大きな欠陥がある。明快さや安定性に欠ける。経済性も悪い。人間関係、仕事の割り当て、説明会、会議、コミュニケーションなど、チームの内部管理に絶えず気を配らなければならない。エネルギーの相当部分が、単に仕事を進めることに費やされる。全員が共通の課題を理解としているとはいっても、必ずしも全員が自分の責任を理解しているとは限らない。チーム型組織の最大の限界は規模にある。メンバーの数が少ない時には有効に働く。原始時代の狩猟隊も7人から8人だった。あまり大きくなると、チームの利点たる柔軟性やメンバーの責任感が急速に減少し、成果をあげられなくなる。同時に、チームの欠陥たる組織構造の明快さの欠如、コミュニケーション不足などが致命的になる」チームは8人まで。