歌が映画の中で効果的に使われている場面で個人的に好きなのを。まずは『ベスト・フレンズ・ウエディング』の中で、ジュリア・ロバーツ扮するジュリアンが当てつけのために恋人役を依頼した相手が歌い出し、レストラン中大合唱になる『I say a little player』。次がイギリス映画『ピーターズ・フレンズ』の中で、ピーターの城に到着してから喧嘩ばかりしていたかつての同級生が、はじめて見事なハーモニーを見せる『The way you look tonight』。そして『ウェインズ・ワールド』の冒頭でウェイン達が車の中で合唱する『ボヘミアン・ラブソディ』。こう見てみると、一人が歌いはじめて、最後は皆で大合唱というような場面が好きなのかも知れない。たとえば『サウンド・オブ・ミュージック』の『エーデルワイス』のように。秋の夜長、良い映画を楽しみたい。
