児玉光雄さん。「ローゼン、ランドレーという２人の心理学者は、達成意欲の強い子供の共通点をこう表現している。達成意欲の強い子供は、親から『失敗してもいいから自分で決めてやりなさい』とアドバイスされた子供だったという。日本には『失敗を許さない』という風潮がある。しかし、失敗をしないことには成功は掴めない。成功しないのは失敗が足らないとも言える。自主性を育ててどんどん才能を伸ばしてやる、それが親の重要な役割ではないか。高校時代のイチローは、中村監督のことを振り返って『監督さんが自主性を持たせてくれたから、今の自分があるのだと思います』と言っている。」部下の教育も然り。会社として失敗できないから上長の言う通りに、ではなく、あるリスクの範囲内で、失敗してもいいから自分で決めてやらせてみよう。
