遊びの容認を組織の力に

佐藤吉哉さん。「トヨタでは、社内のちょっと変わった人材が随時集まる『スカンクプロジェクト』という社内プロジェクトがあります。米国でも3Mやグーグルなど、あえて本業とは直接関係のない『遊び』を容認して組織の力に生かそうと試みています」対してカール・スターン氏。「クライアントとの共同作業の中から、知の源泉が生まれてきます。重要なのは、これを熟成し汎用性を持たせるにはどうすべきか、時間をかけて考え書面に落としてみること。その中から幅広い応用例が生まれてくる。ディスニーでもこれに似たプロセスをやっていて、遊びの部分と業務の規律の利いた部分がうまく融合している。グーグルやアップルも同様の考えです。遊びだけではダメで、集中した規律とリラックスする部分との割合は9対1ぐらいがいいのでは」遊びも、大事。