絶対できると信じてやる

片岡鶴太郎さん。「『異人たちとの夏』への出演を促してくれたのは大林宣彦監督です。当時『本格的な俳優になる為にバラエティーのイメージをぬぐい去りたい』と、プロボクシングのライセンス取得を目指していました。同作品で日本アカデミー賞など数々の賞を頂いたことで俳優人生が開けました。やりたいことは絶対できると信じてやる。すると背中を押してくれる人が現れます。絵を描き始めて一年後には、百貨店の美術部長が個展を持ちかけてくれました。百点もの作品が必要と聞いて尻込みしていると『高名な画家だって個展が決まらなければ描きません』とひと言。その場で一年後の開催が決まり、夢中で三日に一枚を描き上げる日々が始まりました。次の挑戦は茶道。昨年末に『一年後に茶会の亭主を務める』と決めて始めました」できると信じて。