吉川美樹さん。「朝出社してから始業時間までの約１時間を、私は『金時間』と名付けています。誰もいない一人の朝時間、至福の時間だからであり、自分のスピードで集中してやるべきことを済ませられるからです。前日の夕方以降に発生した案件を片づけ、自分の本来業務そのものである仕事に打ち込みます。やるべき仕事ではなく、『やりたい仕事だけをする』時間帯です。自分の仕事の成果に即結実する仕事こそが、本来やりたい仕事だと思います。この金時間でどれだけ仕事を処理できるか、頭を働かせるかによって、午前・午後の時間の使い方が変わってきますし、一日でこなせる仕事量も変わってきます。だから、金時間こそが勝負の時間なのです。始業時間が過ぎると周囲とのかかわりが発生し、自分のなすべきことは滞りがちになります」金時間、ないものな。
