人生はニコニコ顔の命がけ

藤尾秀昭さん「京大の総長をやった平沢興先生の話。先生が料亭に行くと、先生と握手をしたがる芸者が並んだという逸話のある粋人であった。それだけに、先生の語録集は面白い。『人生はニコニコ顔の命がけ』というのがある。命がけでやる場合、何もしゃかりきになる必要はない。万事、ニコニコ顔でやるべし。そういう言葉である。また『生きるとは燃えることだ。しかし、日々真剣にいる人でなければ、この言葉はわからない』『教育とは心に火をつけることだ。しかし、自ら燃えている人でなければ火をつけることはできない』『人の悪口しか言えない人は、成長能力のない人、人の短所しか見えない人は、成長の止まった人である』『人の短所はだれでも分かる。いくら分っても偉くはない。人の長所は相当な達眼でないと見抜けない』」深いなあ。