全体最適への転換

nakatomimoka2009-02-18

鈴木滋彦さん。「どれだけ組織を変えても、社員のマインドを『部分最適』から『全体最適』に転換していかなければ、結局同じ状態に戻ってしまいます。ですから、組織改革では、同時に評価制度も変えるというのが大事なんです。あるチーム長は、チームの目標を達成しても70点しかもらえません。残りの30点は、上部組織にどれだけ貢献したかが問われます。会社全体を考える視点を与えたのです。実践運動『火の見櫓(問題点の早期発見・解決の全社体制)』などは、『全体最適』マインドの浸透という意味でも、品質のリスク管理の仕組みとしても大きな効果を発揮しました。成功のポイントは人事です。『火の見櫓』には、情報を下から吸い上げて対処するチーフが必要ですが、部下から人望がある人がやらない限り効果が出ません。」全体を見させる、仕組み。