バベットの晩餐会

nakatomimoka2009-05-09

池澤夏樹さんの書評がきっかけで、『バベットの晩餐会』を読んだ。「(作者の)イサク・ディネセンは17年間アフリカでコーヒー農園を経営した後、40代も半ばを過ぎてから故国デンマークに戻った。実は作家になったのはそれからだ。(略)この話がおもしろいのはカトリックプロテスタントの違いがくっきり出ているところだ。ノルウェールター派プロテスタントだし、この父は特に厳格で禁欲的な宗派を作ったんだろうね。おいしいものを食べて人々の心が変わっていくところがすごくいい。長年の不和が解消したりして。ステファーヌ・オードラン主演の映画もよかったよ」とあったので、本を読んだ後、借りてきて映画を観たら確かに良かった。で、映画の『ジェーン・オースティンの読書会』が良かったので、こちらは本を読もうと思っている所である。