「仕事の流儀」で紹介されていた星野佳路さんは決して怒らない。リゾートの再建にあたっては、まず皆でコンセプトを決める。皆が向かう方向を示すコンセプトに正解はない。とすれば、もっとも共感をしてもらえるものを選ぶのがいい。みんながこれだったら納得がいくものを選ぶ。そして、「言いたいことは言いたい人に直接言って欲しい」「みなさんが主人公である」を二本柱として伝える。決めるのは社長ではなくて社員であるとし、口癖は『どうしますか？』。成功すれば、従業員の手柄にする。結論が正しいかどうかはわからないから、プロセスがロジカルであるかどうか見て、むしろプロセスを大切にする。任せれば、人は楽しみ、動き出す。それは、自分の頭で考えて、自分で納得して決めるから。リーダーシップのあり方のひとつの理想型。 ［♪ 首里織］
