やり甲斐のあることを

nakatomimoka2009-12-10

市川伸一さん。「(ホーソン実験のあと)アメリカでは、『人間関係運動』(職場における人間関係の改善)が職場で盛んになります。これは1930年代の話ですが、その後さらに生産性が社会全体で上がってくると、達成動機ということが言われるようになります。研究として盛んになるのは1950年代からです。達成動機とは『何かやり甲斐のあることを成し遂げたいという欲求』のことです。職場で働くというのは、単に働いてお金を貰って帰ればいいというだけではなくて、むしろそこで何か意義のある仕事をしたい、自分がこういうことをやりたかったんだと思えるような仕事をやり遂げたい、仕事を通じて成長したいという気持ちが強くなってきます。つまり、低次の欲求がある程度満たされるので、より高次の欲求が出てくるわけです」欲しいぞ、やり甲斐。