街の灯とごんぎつね

nakatomimoka2010-01-10

自分の「涙のツボ」がどこにあるのかと考えていて、いくつかのタイプに分けられることに気づいた。ひとつめが、『もう誰も笑わない』で、「赤鼻のトナカイ」「しょうぼうじどうしゃじぷた」「スーザン・ボイル」タイプ。今までみんなの笑い者になっていたものが機会を得て、パフォーマンスを発揮するというもの。これは大きくいえば、「実はすごい」であって、涙ではないけれど、「シンデレラ」だとか「水戸黄門」だとか「ハリーポッター」、貴種漂流譚につながるのかもしれない。ふたつめが、『お前だったのか/あなたなの』。ごんぎつねの『ごん、お前だったのか』やチャップリン『街の灯』のラストシーンの、『YOU?』。誰だかわからないが、善行をしている存在がある。それをやっていたのが実は、と分かる瞬間のシーン。私の場合の涙腺のツボ。