たのしみは朝おきいでて

nakatomimoka2010-07-12

新井満さん。「私の座右の書に橘曙覧(たちばなのあけみ)の『独楽吟』があります。『独楽吟』と題された52首の和歌はいずれも「たのしみは…」ではじまるのですが、その中の「たのしみは 朝おきいで〜」の歌が、94年に天皇皇后両陛下が訪米した際の歓迎式典で、当時の大統領クリントン氏のスピーチに引用されたことで、再び曙覧の名が日本中に知れ渡ったんです。私はこの歌に「朝起きて庭に出てみると、おや? 昨日まで咲いていなかった朝顔が大きく見事に咲いているではないか。ああ、こんな時なのだよ。なんともいえずうれしく幸せな気分になるのは…。」と訳をつけています。常に五感を全開にして、このごくささやかな変化を見逃さないことが幸せ探しの第一歩なのだと、曙覧は教えてくれています」独楽吟52首、読み返してみませんか。


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