ピアノの愉しみ

nakatomimoka2010-10-02

三歳の時からピアノを習っていた。最初のレッスンを覚えている。本人としては、母親に習わされていたという意識でいたようである。むしろコーンフレークを楽しみに通っていた。小学校4年生の時にレッスンの帰りに交通事故に遭い(奇跡的に助かった)、それで挫折ということになっている。が、レッスン以外では練習しないのだもの、うまくなるはずはない。赤いバイエルと黄色いバイエルを終え、『エリーゼのために』や『人形の夢と目覚め』を弾いていたっけ。その技能は、高校でのバンドでキーボードをやったり、大学で自分で曲をつくったりといった時に役に立ったから母親には感謝である。ニューヨークのパーティーで、自作の曲に黒人のミュージシャンがフルートで合わせてくれた時が、わがピアノ人生、最高の瞬間であった。また弾いてみようかな、『月光』。