幸福よし不幸またよし

nakatomimoka2011-06-06

松下幸之助さん。「幸、不幸の両面があるということが、結局は幸福なのかもしれません。不幸な姿を一瞬でも味わうことによって、初めて幸福のありがたさを知ることができるからです。これが、すべて幸福の連続だとしたら、そこからは、何ら幸福感は生まれてこないでしょう。皆さん方の中には、いま幸せの絶頂におられる方もあるでしょうし、自らの不幸せを嘆き、悶々と日々を過ごしておられる方もあるでしょう。しかし、幸せ、不幸せが功徳天、黒闇天の姉妹のように共にあることを思えば、幸福に酔いしれず、不幸をも嘆かず、幸福よし、不幸もまたよし、といった淡々とした心境が生まれてくるのではないでしょうか。そのような心境の中で、しかもなお、自らの努力で自分なりの幸福感を追い求めつづける姿勢こそ貴いのだと思うのです」両方よし。