エルズバーグの逆説

nakatomimoka2011-11-19

武沢信行さん。「2つのつぼを用意する。Aのつぼには赤玉 50個と黒玉 50個の計100個の玉を入れる。 Bのつぼにも赤玉と黒玉で合計 100個入れるが赤黒の比率は非公開。「赤を引いたら1万円差し上げます。どちらのつぼから選んでも構いません」実験結果ではAを選ぶ人が多かった。今度は「黒を引けば1万円」この時も Aを選ぶ人の方が多かった。このような判断基準は何に基づくものなのか、脳科学の発展によって解明されつつある。赤黒の比率が不明の Bから玉を選ぼうとすると、恐怖の感情をつかさどる損失回避系の「へんとう体」の働きが活発になる。一方、赤黒半々の Aに対しては、利益を直感的に予測する報酬系の「尾状核」が活性化する。その結果、脳は不確実性が大きい Bを避け、一定の報酬が期待できる Aを選ぶ」Bを、選べるか。