期待しつづける力

nakatomimoka2011-12-08

齋藤孝さん。「私は、変化というのは、”量質転化”として現れると考えています。量的な積み重ねが質的な変化を生み出す。ダーウィンの進化論も、膨大な時間をかけての漸進的変化が種の進化をもたらしたという論です。ジリジリと同じ事を繰り返しているようなんだけれども、その果てに急にスコーンとできるようになる。こういうことで人は成長していきます。たとえば、サッカーのリフティング。最初の頃はやってもやってもできないが、あるとき、急に二十回、百回とできてしまうようになる。ハタと感覚的にリフティングってものをつかむ瞬間がある。リフティングが技になったという状態。これが、『技』の会得というものの本質的な姿。そこで指導する側に必要となるのが、くじけないで、『期待しつづける力』ってことなんです」その我慢ができるか。