ジョージ・レナードさん。「マスタリーへと向かう成長曲線は、特徴的なリズムを持っている。初めての技能を学習する場合はいつでも、短期間の上達のスパートがあり、その直後はだいたい直前のプラトー(学習が伸び悩んでいる時期で、学習曲線が水平になっている状態)より少し高めのプラトーにむかってゆっくりと下降する。マスタリーへの旅をするには、自己の技能を磨き上げ、次の段階の能力を得ようと勤勉に練習をしなければならない。そしてかなりの時間をプラトーで過ごし、その間はたとえ先が見えなくても、練習を続けなければならない。」水木しげるさんは、娘さんにゲーテの「意志の力で成功しない時には、好機の到来を待つほかない」「人は努力している間は迷うにきまったものである」を贈ったという。プラトーの時代を我慢できるか。