ピッツァ・マリナーラ

nakatomimoka2012-05-20

ピッツァの起源はナポリであって、ナポリのピッツァは2種類。「マリナーラ」と「マルゲリータ」。「真のナポリピッツァ協会」が認めるのもこの2つだけ。特徴は額縁の意の端の部分のコルニチョーネ。マリナーラは船乗り(漁師)のピッツァなのに魚介は一切入らない。1700年代半ば頃、はじめてトマトがピッツァの具となった。トマトとオリーブ油だけのシンプルなものであったが、後ににんにくとオレガノが加わる。名前には諸説あり、「船乗りが持って行ける調味料を使っているから」、「船乗りが立ち寄ったパン屋にリクエストし、ありあわせの材料で作らせたから」などといわれている。これを食べるとその店の実力がわかるという。窯で焼く職場の近くの店のマリナーラがうまかったのだが、メニューから消えてしまって残念。本場で食べたい、マリナーラ。