言葉の善し悪しによって

nakatomimoka2012-05-26

中村天風さん。「お前は自分の使っている言葉に、自分の気持ちがそこなわれたり、あるいは非常に鼓舞奨励されたりするという直接的な事実を少しも考えていないな。きょうは不愉快ですとか、頭が痛いとか、熱がありますとか、どうも気持ちがよくありませんという言葉を口から出している時に非常な愉快を感じないだろう。きょうもうれしいです、楽しいです、ありがたいですという言葉をいった時には、非常になんともいえない快さを感じるだろう。その感じているのは実在意識が感じている。それが潜在意識に直接的に影響して、それで潜在意識が実在意識と同じような気持ちになると同時に、神経系統の生活機能も同じように良くも悪くもなるんだ。そうすると結局において、その言葉の善し悪しによって、やっぱり良くも悪くもなるじゃないか」そうだ。