本質は価値にこそある

nakatomimoka2012-06-20

羽生善治さん。「本質は、勝つためというよりは、価値を創るためです。価値を見出すことに非常に意味があり、されにそれを見てくれた人が、感動した、面白かった、喜んでくれた、というところにまた意義があるのです。一生懸命やった延長上にこそ、そうした感動や喜びがあります。これは、『ファンを喜ばせるために将棋を指している』とは少しニュアンスが違っていて、『自分がベストを尽くし、自然体で将棋を指したことに対して、ファンに喜んでもらえる』と考えています。常にそれを目指していきたいものです。将棋にもいわゆる『泥仕合』というものがありますが、内容として、決してよいものではないと考えています。良い内容の将棋を指せると、終局後には、ラグビーノーサイドのように、すがすがしい気分になります」勝つことを越えた真理。