大統領の就任演説

nakatomimoka2012-07-13

中岡望さん。「人の本当の能力は、危機に直面したときに初めて試され、評価できる。フランクリン・ルーズベルト大統領は大恐慌第二次世界大戦という未曾有の危機に直面し、いずれの場合も大きな指導力を発揮した。大恐慌の最中の就任演説で、国民に向かって3つのメッセージを送った。まず『恐れなければならないのは恐れること自体である』と将来に向かって”楽観論”を訴えた。さらに、『わが国は行動を求めている。今すぐに行動すべきだ』と”決意”を述べた。そして『米国の問題は物質的な問題にすぎない』と大不況で打ちひしがれる国民に”慰め”の言葉を与えた。就任演説は国民に勇気を与え、国民は大統領に喝采を送った。その後の数週間で、ホワイトハウスには大統領に励まされたという内容の手紙が50万通以上届いた」有事の指導力を。